
トルコ旅行9日目/ボル
ボルという町へ
マニサ、パムッカレのあった地中海、エーゲ海方面、カッパドキアの中部アナトリア地方、をまわったので最後の週は黒海方面にある世界遺産の町「サフランボル」に行く予定を立てた
。しかし、サフランボルはイスタンブールからバスで8時間と少し遠い。
直接行くと遠いし、観光客の行かなさそな町にも寄ってみたかったので、イスタンブールとサフランボルの間にあるボルという町に1泊して、その次の日にサフランボルに行く事にした。
再びハレムガラシュへ
ハレムガラシュに行き、ボルに行けるバス会社を探す。
適当なバス会社を探しチケットを買う。
値段を見ると30リラと書いてある。
イスタンブーールからサフランボルまでの相場が35リラなのに、距離が半分ほどのボルまでが30リラは高すぎる。
思わず目をむいて「30リラもするのか!」と声を裏返して言うと、すかさず20リラと書き直してきた。
「15リラにはならないか?」と言ってみたがそれ以上はまけてくれなかった。
ボルのオトガルへ
バスの中では何度も「ボルでいいのか?」と念を押された。
大抵の旅行客はサフランボルに行くのだろう。
バスに揺られる事4時間ぐらいでボルに着いた。
2日目のマニサ同様、大きな道沿いにぽつんとあるバス亭におろされたが、そういう場合は反対車線側にオトガルがあるのは学習済みでありオトガルに行けば
町の中心部まで無料バスのセルビスが走っている事も勉強済み。
少しトルコに慣れてきようだ。
オトガルに行き客待ちをしているタクシーの運ちゃんにどのバスがセルビスか たずねた。
僕が乗ってきたバス会社のセルビスはなさそうだったが、町に向う別のバス会社のセウルビスに乗せてくれた。
こんな融通が利くところがトルコのいい所だ。
彼は英語がしゃべれたのでセルビスが来るまでの間、おしゃべりをして時間を潰した。
彼の本職は料理人らしく、週末にはイスタンブールのフォーシーズンホテルに 働きに行くと言っていた。
安いホテルはないか?と聞くと「ボルホテル」がいいと勧めてくれた。
ボルの街中へ
セルビスの終点は街町中だと思って乗っていた。
人が降りたり、乗ってきたりしてどこで降りたらいいのかわからないままいると、町を一周してオトガルに戻って来てしまった。
バスの運転手が「何でまだお前は乗っているんだ?」と言ってきた。ゼスチャーで「乗っていたら一周してしまったんだ」と伝えると、「あっちのバスに乗れ」と次に町まで
行くバスを教えてくれた。
さっきの一周でだいたいどこが町の真ん中か分かったので、次は街の真ん中らしき所で下ろしてもらった。
ボルホテルへ
バスを降りたらまずはホテル探しを始めた。
まあまあホテルはある。
適当に歩いていたら。
大通りから少し中に入った所に偶然ボルホテル発見。
オトガルにいたタクシーの運ちゃんがかなりプッシュしていたのを思い出し、ホテルに入って値段を聞いてみた。
シングル30リラ。探せばもっと安い所があったかもしれないが、これも何かの縁だと思い泊まる事にした。
ホテルのお兄さん2人がパソコンをもってきた。そして、通訳ソフトを使って会話をしてきた。
外国人が珍しいので話をしたがっているのかな?と思い僕も 通訳ソフトを通しての会話を楽しんでいた。
しかし、彼らの本題はどうやら観光ツアーの営業だったらしく、僕にその気がない事を知ると どっか行ってしまった。
ボルの市場へ
夕方からはホテルに引きこもっていてもしょうがないので、ボルの町を夕食がてら散策して見る事にした。
ある程度歩くと完全に住宅街に入り少し大きめのスーパーがあった。
地元民しか利用しないスパーに興味を 引かれ中に入ってみる。
結構立派なスーパーで「何でここに外人がいるの?」みたいな顔でジロジロ見られる視線を感じた。
夜に食べる夜食としてお菓子を購入してみた。
スパーを出て歩いていると市場が見えてきた。
ここも観光客が来るはずは無い完全に地元の市場であり、更に活気に満ち溢れていた。
衣類、魚、野菜等が売られていた。
市場で欲しいものは別になかったが、試しに何か買ってみたくなり、いちごを買ってみた。
これだけ入って1リラ(約60円)安い!ホテルに帰って夜食で食べたが、まあ味はいまちいでした。
辺りが暗くなってきたので、適当なロカンタ(食堂)には入り夕食をとる事にした。
となりに座っていた親子が食べていた肉がおいしそうだったので、同じ物を注文した。
羊の肉を焼いたものだったが、非常においしかった。肉もやらかくて、程よい味付けがしてあった。 量も多かった。
となりの親子がお会計をしているのを横目でみていたが、結構払っているのが目に入った。 地元の人が食べているからきっとあまり高くないと思って、同じ物をたのんだが、とんだ見込み違いであった。
15リラもした。毎日5リラぐらいの食事しかしていなかったので、僕的にはかなりの出費だった。
が、最終的には このロカンタで食べたお肉がトルコ旅行中でいちばんおいしかった。
満腹になった所で宿に帰り、シャワーを浴び、洗濯をして、イチゴを食べて床についた。