トルコ旅行6日目/カッパドアキア2日目
インフォメーションというものを知る
カッパドキア2日目。今日はツアーとかには参加せずに自力で地下都市に行ってみる事にした。
自力で行くにはまずここギョレメからネビシェヒルに行かなければならない。
とりあえずギョレメのバスターミナルに行けば何とかなるだろうと行ってみる。
どのバスに乗ればいいのだろう?うろうろしていたら、観光客らしき人達がどんどん出たり入ったりしている建物があった。
「インフォメーション」と書いてある。
ここで聞けば話が早いと思い、ドアを開ける。
ここで初めて「インフォメーション」という物の存在を知った。
地図を良く見ればどこの町にも「i]の表示で載っているではないか。
考えてみれば日本だって主要駅とかには必ず観光案内所がある。
なるほど、なるほど。
一つ賢くなった気分になった。
ネビシェヒル行きのバスはインフォメーションのすぐ横から出ていた。
日本人発見
旅中の目標の一つに「日本人から情報を仕入れる」という目標があったが5日間未だ日本人とは絡んでいなかった。
(初日に日本人3人組みと出会ったが、彼らもイスタンブールに到着したばかりで情報を仕入れる対象とはならなかった。)
ネビシェヒル行きのバスに乗り込むと日本人の男の子がT君乗っていた。
そして、彼も地下都市の向っていたので一緒に行動する事となった。
5日ぶりに日本語を喋った。
言いたい事が伝わる、苦労せず会話できる有難さが良く分かった瞬間であった。
T君は大学生で休学して旅に来ているようだった。
しかしその旅も終盤にさしかかっていて帰国したら復学して即就職活動が始まると言っていた。帰国したら就職活動は僕も一緒だ。
T君の名前はなんと僕の妻の名前と一緒だった
急速に親近感が増した。
さらに彼がイスタンブールで泊まったホテルには同じ名前の日本人の女性が働いていたとの事だった。
イスタンブールに帰ったらそのホテルに絶対泊る事に決めた。
道中はT君の旅の話をたくさん聞けてとても楽しかった。
カッパドキアの次はパムッカレ、エフェスに向う予定といっていた。
パムッカレでは僕も泊まった「アルテミス」に泊まると言っていた。
旅行者の間でかなり評判がいいとの事だった。
美空ひばり命のトルコ人
ネビシェヒルで地下都市に向うバスを待っていたら、一人のトルコ人が日本語で話かけてきた。
日本人大好きを通り越した熱烈な美空ひばりファンのトルコ人だった。
携帯の待ちうけは美空ひばりの写真、携帯の中には「川の流れのように」をはじめ何曲も美空ひばりの歌が入っていて、バスの中で聞かされた。
美空ひばりと結婚したい、しかし彼女はもう亡くなっているので美空ひばりみたいな日本人と結婚したいと何回も何回も言っていた。
彼にとっての大事な人の優先順位は1番おじいちゃん2番美空ひばり3番両親だと。それぐらい美空ひばりが好きなんだと。
極めつけは
「WATASI HA NIHONJIN TO KEKKON SITAIDESU」
とTシャツの背中にプリントしてあった。
彼はまだ学生であった。おそらく20代前半だろう。
今から学校で日本語のテストがあるといってバスを降りていった。面白いトルコ人だった。
デリンクユの地下都市
代表的な地下都市ハカイマルク、デリンクユの2箇所。
どちらにしようかT君と考えていたら。
美空ひばり命のトルコ人が絶対にデリンクユの方がお勧めと言うのでデリンクユに行く事にした。
ギョレメからはバスで乗換え入れて往復12リラ、地下都市入場料15リラだった。
地下都市以外は何もなさそうな町だった。
近くの食堂で腹ごしらえをして、地下都市に入る。
薄暗い道が延々と続く。小さな部屋がたくさんあったり、長い階段があったり、食堂もある、ところどころに敵の侵入に備えた丸い石の扉がある。
地下深く掘ってある為井戸のような通気口もありよくできている。
こんな所にほんとに何万人も住んでいたのかと、信じられない思いがした。
目が悪くなりそうだ。
長い一方通行の狭い通路が結構あり、観光客が大勢おしかけたら工事中の片側通行状態になり大変だ。
地下都市の入り口 丸いのが石の扉
隠れスポット
ギョレメに帰ってきた所でT君とは別れた。
彼は「アナトリアペンション」宿泊していると言っていた。「スターケーブ」に泊まれなかったらそこに泊まろうと思っていた所だった。
ガイドブック通り朝食はかなり充実しているとの事だった
。ホテルに帰るにはまだ早いのでギョレメをうろうろしてみる事にした。
中心部から5分ほど町の外れの方に歩いていくと「ツーリストホテル」というホテルがありその前に小高い丘があったので、登ってみるとなかなか景色が良かった。
プチギョレメパノラマだ。
ギョレメパノラマから見下ろす景色もよかったが、この丘から見渡す景色もなかなか良かった!
丘の隣には乗馬できる所があり、その奥に奇岩が集まっている丘があったので、こちらも登ってみた。
岩を切り抜いた後や、教会の跡らしき絵が残っている所もあった。
古代人(おそらく近所のガキ)文字 古代人(近所のガキ)の焚き火の跡
そこからの眺めもまた良かった。隠れスポットを発見した気分になり嬉しくなった。
ツーリストホテルの前を通ったら是非登ってみてほしい。なかなかいい景色でした。