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戦場の天使『ハチ』の剥製修復へ



 昭和16年中国で高知県出身の成岡正久さんの中隊が近くの村人たちに頼まれてヒョウ退治にでかけたときに、保護したヒョウの赤ちゃん。ハチと名づけて大事に育てました。

 ハチはその後、上野動物園に引き取られましたが、空襲でおりがこわされ、外に出る危険があるのでかわいそうな象などといっしょに毒殺されました。 

  成岡さんは剥製にされたハチを高知に連れて帰り、経営していたレストランに飾っていましが、レストランの閉店の際に、高知市子ども科学図書館にハチを寄贈してくださいました。

 それから長い年月がすぎてボロボロになったハチの事を知った俳優の浜畑賢吉さんが修復のために募金活動を開始しました。たくさんのかたがたから集まった募金でやっと修復となりました。
 
 5月9日(土)には、成岡さんのお孫さんの俊昌さんも来て下さって、ハチの搬出作業を見守ってくださいました。

 ハチはこれから、顔を中心に修復され、子ども科学図書館に帰ってきます。8月にはきれいになったハチのおひろめ会を開く予定です。

  業者さんがハチの傷み具合を調べています。



    



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