高知市の自然シリーズ 1
潮江の山 海抜117mの筆山から129mの高見山(皿ヶ峰) さらに南中山までを、一般に、潮江山と言っている。高知市の南、同じ高知市の潮江地区の西にあり、高知市の大切な里山である。南の鷲尾山・宇津野山・烏帽子山も野外学習に恰好の里山である。
潮江山の地質 1971年(昭和45年)岡崎洋君(当時 潮江小5年生)の手によって筆山山頂付近でアンモナイトの化石が発見された。そのことから筆山は中生代の三畳紀(約2億年前)の地層ではないかといわれている。泥岩・砂岩の互層やチャートといわれる珪岩(けいがん))の露頭(ライオン岩)が見られ、さらに南には仏像構造線が東西に走っていて、治国谷では石灰岩を採取していた。
参考文献
1986年(昭和61年) 北隆館発行 原色牧野植物大図鑑
1989年(昭和64年) 高知市教育委員会発行 高知市の自然
昭和60年から平成4年まで(1958年から1992年まで)
高知市子ども科学図書館発行研究誌 郷土の自然・高知市の自然
1990年(平成2年) 高知新聞社発行 土佐の自然