まずはうんちく
焼き豚:
焼き豚?煮豚?叉焼なのか?
Webでレシピ見ると、焼いてから煮るもの、そのまま煮るもの、タレに付け込んでから焼く物と3通りのレシピがあります。


焼き豚≠叉焼
語源?
広辞苑を引いたら、「チャーシュー【叉焼】(広東音)下味をつけてから炉で焼いた豚肉。やきぶた。」
チャーシューメンも「叉焼麺」となってました。ということは「焼豚」でチャーシューと読むのは日本での慣用?


少し詳しく。
日本語で「焼」と言う意味は焼く。中国語になると「焼」は「シャオ」と発音して「煮込む」という意味になります。「紅焼」は「ホンシャオ」で「醤油煮込み」。ただし広東へ行くと「焼く」と言う意味合いも持ちます。有名な叉焼(チャーシュー)はオーブン焼きです。
横浜では中華街では、店先に鉄の釜を置き、炭火で焼くのが正真正銘のチャーシュー?
ラーメンに入っている焼き豚は、お醤油で煮た煮豚、醤肉(ジャンロウ)と言われるものだ。チャーシューは叉焼と書くように、タレに漬けて、釜で焼くもの。

<中国語の調理漢字の意味>
蒸zheng1>蒸す。@(火考)kao3>直火焼き。煎jian1>少量の油で焼きめをつける。炒chao3>炒める、いりつける。@(火包)bao1>強火でさっと炒める。烹peng1>油で揚げた材料をさっと煮る。炸zha2>油で揚げる。煮zhu3>ゆでる。煮る。@(てへん半)ban4>あえる。@(火屯)dun4>長時間煮込む。@(火悶)men4>油で揚げたりした材料を煮込む。@(火会)hui4>煮込みのあんかけ。@(火留)liu1>あんかけにする。@(さんずい刷)shuan4>薄切りの材料を軽くゆでる(たれをつけて食べる)、しゃぶしゃぶにする。@(火畏)wei1>とろ火で煮込む。干焼gan1shao1>揚げた材料をトウガラシみそで煮る。紅焼hong2shao1>砂糖じょうゆで煮る。抜絲ba2si1>揚げた材料にあめをからめる宮保gong1bao3>材料を油で揚げて辛味のあんをかける。火鍋huo3guo1>鍋料理
「猪飼按」爆bao4>沸き立つ湯に入れさっと煮る。熱した油でさっと揚げる。焼shao1>煮込む。材料をまず油でいためてから、調味料やスープを加えていためたり煮込んだりする。または肉を煮てから油で揚げる。(例、紅焼鯉魚)また、@(火考kao)とおなじ。あぶるあぶり焼きにする。(例、叉焼chashaoくしやき)。@(てへん八)pa2>調理法の一つ、とろ火で長時間煮込む。(例、@魚翅payuchiフカヒレのしょうゆ煮込み)鍋@(火日/羽)>材料に生卵をまぜたものをぬり、小麦粉をまぶして揚げ、油を切ってからさらに調味料を加えとろ火でやわらかになるまで煮ること。鍋焼とおなじ(『中日大辭典』)

なので、叉焼=チャーシューで焼いている物。 焼き豚=煮豚煮てる物と言うことでよろしいでしょうかね。


叉焼を作ってみよう。

作り方:
今回は叉焼に挑戦してみます。
材料:
豚ばら肉・500g、
醤油/約500cc・砂糖/約500g以上・酒/約1カップ・みりん/約大さじ2・はちみつ(お肉を柔らかくするの)/約大さじ2・ネギの青い部分/1〜2本くらい・生姜/親指大くらい・ニンニク/一欠けらくらい・八角/5〜6個(中華材料売り場にあります)の所を 醤油500cc・みりん100cc・砂糖300g位・八角2個で作りました。

焼き豚だから焼き方は:
本来なら石釜炭火と言う事でしょうが、そんな暇は無いので、オーブンで焼きます。
漬け込みは2時間から1週間と色々ですので、今回は4日漬けた物を焼きます。
(このメニューは長期戦になりそうな予感が・・・。)
 味見でも。
こ・こ・こ・これは!!
美味い。この味はなんだ〜!!いままで「煮豚」って何て美味しいんだろうと思ってましたが、叉焼をばら肉で作ると、脂の部分がモチモチしてすごく美味しいんです。それと八角も2個だけでかなり香りが付きます。だまされたと思って、一回挑戦してみてください。
シンプルで大変おいしゅうございましたが!八角の香りが嫌いな方は少々厳しいと思います。うちの家族は平気で食べました。今度中華街に本物を食べに行ってもっと研究してみよう。
肩ロースを漬け込むときは、蜂蜜と酒を入れると柔らかくなるかも知れませんね。

今回も成功です。
チャーシューを使った料理
+ 炒飯 +
定番メニューですね。
入れるものは勿論チャーシュー、それと卵とネギだけあれば最低限OKですね。
あとは、レタスとか冷蔵庫にあるものをいれましょうね。
σ(^o^)の炒飯のちょっと違う所は、人数分のご飯の上に生卵を入れた物を予め用意しておいて(卵ご飯の混ぜてない状態)具材を炒めた後にそのまま一緒に入れちゃいます。これで結構いい感じのパラパラ炒飯が出来上がります。

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