中平康フィルモグラフィと寸評
タイトル 脚本 出演 撮影 音楽
狂った果実 石原慎太郎 北原三枝 石原裕次郎 
津川雅彦 岡田真澄
峰重義 佐藤勝
武満徹

<寸評>
 公開は前後したが、実質的な処女作。

監督作品

タイトル 脚本 出演 撮影 音楽
狙われた男 新藤兼人 牧真介 南寿美子 
市村俊幸 天路圭子 殿山泰司
峰重義 川上義彦

1956年

 <寸評>
 大ヒットした「太陽の季節」の続編として急きょ製作が決定。実質18日間で撮影された。
新世代の映画として「中平康」の名前が国内外に知れ渡った作品。
特にフランスでは、フランソワ・トリュフォーの推薦によりパリ・シネマテークに収められた
最初の日本映画になった。
 しかし、今日ではこの奇跡的な作品を「中平」だけの所産とするのに反対する意見
も多い。
 特に録音の果たした効果は大きい。
 また音楽は当時売れっ子で多忙な佐藤勝が、仕事のなかった武満徹を推薦して
ほとんど彼に任せたと佐藤が記している。
 中平の豊かな才能が発揮された作品であると共に、同様に才能豊かなスタッフに
恵まれた作品であることは冷静に評価すべき。

更新日2012年103月16日

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