"POEM" by Atsumi 『 雨は 』

  
   

雨はまだ降っているのだろうか
耳を澄ませるが雨音は聞こえない
霧のような雨ならこの耳には届かない

雨が降っていようがいまいが
何か支障があるのかと問われれば
この先の生き方にさほど影響もない

では来し方にはどうであっただろう
雨の降る日を疎み雨の降る日を恋しがり
雨に一喜一憂しながら時を過ごしてきた

未来の雨に胸は高鳴るのだろうか
そのような感情の波は足下から遠い
しかし乾いた秋の空は時折雨を夢見る