雨はまだ降っているのだろうか 耳を澄ませるが雨音は聞こえない 霧のような雨ならこの耳には届かない 雨が降っていようがいまいが 何か支障があるのかと問われれば この先の生き方にさほど影響もない では来し方にはどうであっただろう 雨の降る日を疎み雨の降る日を恋しがり 雨に一喜一憂しながら時を過ごしてきた 未来の雨に胸は高鳴るのだろうか そのような感情の波は足下から遠い しかし乾いた秋の空は時折雨を夢見る