航空自衛隊・防府北基地に潜入す!
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航空自衛隊・防府北基地で行われた「航空学生」の卒業式に潜入した。ファイターパイロットになりうる学生たちの卒業式であった。誰もが憧れるパイロット。結婚詐欺師が最も拝借する職業だ。トムクルーズのお陰で、パイロット=男前のイメージも定着した。今年の卒業生は55名。たった55名の卒業式に、航空幕僚長が参列する。ここが重要ポイントである。気合の入れ方が違うのは当然かも。
A
全国から卒業生の家族が参列していた。嬉しいだろうなぁ・・、羨ましいなぁ・・・。もし、ワタクシに息子がいて、この卒業生であるならば、四国の高知から大型バスをチャーターし親類縁者、隣近所、サポーター軍団を満載にして来るだろう。卒業したと言っても、座学中心の授業を終了しただけだ。これから半年間、地上準備課程にはいる。操縦はまだ先の話だ。卒業生は20歳、高校生のように見える。髪の毛染めてチャリバイで暴走するバカどもとは天と地の差がある。
B
先輩の卒業を祝い、国家斉唱する学生たち。海自・江田島の幹部候補生卒業式でも感じたことだが、「君が代」の正しい歌い方は学生に見習うべきだ。自衛隊関係の式典などで歌う「君が代」は迫力なし。「誰かが歌うだろう」てなことだな。昔、教員試験を受けたとき一般教養で「君が代の歌詞を正確に書け」という設問があった。一字一句気合を込めて書いたワタクシ。しかし、日教組のバカがクレームをつけ採点から外された。学校教育が崩壊する前兆を感じ取った記憶がある。
C
卒業式では、ワタクシの扱いに苦慮した基地。案内された席は「報道席」であった。発行部数250部の零細出版社であるサポーター編集局長としては結構なプレッシャーになった。と、言ってもメジャーなマスコミが取材に来ている様子はなかった。ね、やっぱりマスコミは事の次第が分かっていない。今1番気になる自衛隊だと思うのですが・・・。タレントの離婚のほうが大事かな?家族との昼食会にも席が用意されていた。エサに釣られ筆が鈍るか?
D
ブルーインパルスが来た!
後輩たちの卒業を祝い、究極のお手本を見せに来た。航空際でも天候の関係で中止になることも多いので、今日は本当にラッキーだった。まさか、ここで見られるとは・・・。
 高知竜馬空港?しょーもない名前つけるヒマあれば、自衛隊の飛行機を降ろしてくれんかね。離発着の練習させてくれや。災害で陸の孤島となった時、どーすんだよ。頭ぺこぺこ下げて体験搭乗やる地連の身にもなってみろよ、こらっ。
E
自衛隊のパイロットにも女性が進出。思わず駆け寄るワタクシ。航空学生の2年間+6ヶ月の準備期間を経て「初級操縦課程」に進んだパイロットのタマゴ。これから空に舞い上がります。
 SP会員のN氏、新婚旅行でアラスカに行き、セスナをチャーターし遊覧飛行した。そんときのパイロット、ジャンバーからポケットウイスキーを取り出し、くいっと飲んで、さあ出発。こ、こらっ!アメ公、自衛隊パイロットを見習いなさい。
F
旧軍は空軍を持たなかったので、航空自衛隊のパイロット教育には並々ならぬ苦労があったようだ。資料館に展示されている学生のノートは芸術作品。字も上手いが、その図の確かさには驚かされた。最近の中学生、英語の教科書にルビをふる。普通、ふってもカタカナでふるだろう?ところが何とひらがなでふる。「アメリカ」とか「コカ・コーラ」は書けても、任意のカタカナは書けない。小学生から英語を教えるなぞ、とんでもない。ひらがな、カタカナ、漢字を捨ててどうするつもりかな。航空学生募集も前途多難のサポーターである。