サポーターの                No.2
バカな   オバサン   コース


学校教育における運動会とは? 結果の平等である。 だからやるほうも意欲が湧かない。アホ臭い運動会が多い。危険だからということで中止になった競技もいっぱいある。棒倒し、マストのぼり、障害物競争。「障害物競争」の障害という語が差別につながるらしい。そんなことにまで気がつく人間の方がよっぽどアヤシイ。
 「ゆとりの教育」のためエエ加減、授業日数が減っているのに、運動会の時期になると大幅に授業カットして運動会の練習をする。 競わせないなら運動会なんて止めろよな! オバサンは怒っているぞ。 町内運動会でも同様で、がんじがらめの規則を守りながらの運動会をする。 年々参加者が減るのはどうもこの辺りに理由がありそうだ。
 「2月13日の金曜日、恐怖の「武装競技会」を行いました。今年は私も走ることになり地獄を見てしまいました。」
善通寺駐屯地のワックから届いた便りである。「武装走」とは、総重量30kgの負荷をかけ山道を駆け抜ける競技だ。「1人はみんなのために、みんなは1人のために」の通り個人競技ではない。グループで競う。誰かが倒れたら、一巻の終わりだから、引こずってでもゴールしなければならない。
マラソンや駅伝は身体にテープを張ったり、靴だって人間工学の粋を集めたようなスーパーシューズで走る。白バイに守られ、手ぶらで走る。ゴールしたらそれで終わり。優勝すれば収入アップ。自衛隊の場合、これも訓練。靴だって走るためのものではないし、鉄カブトも銃も重い。ゴールしてもそれは現場に到着しただけで、これから戦闘がはじまるのである。余力がなければ本番では戦死になる。もちろん優勝しても賞金はない。
女性自衛官だって容赦はない。選手で出場する。
でたあ〜!!!サポーターが応援するのは日頃から世話になっている団本部広報室の安田2曹である。女は男と比べれば筋力が劣るのは仕方がない。しかし、女は子を産めるのである。この出産という偉業、例えて言えば富士山の8合目まで全力疾走するだけのエネルギーを使う。男なら死んでしまうぞ、こらっ。
滝川の皆さん、あんたたちはエライ!
私(安田2曹)の左を行くのは、第2混成団施設隊屈指の精鋭隊員武市准尉であります。出走前に散々からかって「アンビ呼んであげるから」などと言っておりましたが無事に完走したようです。
アンビとは業界用語で「救急車」のことである。武市准尉はまもなく退官をむかえる。4○歳で子供をこさえただけのことはあります。自衛官の体力に恐れ入ってしまったワタクシです。