「向山式五色百人一首指導はじめの1時間サイト」

「五色百人一首 我流指導の点検」

法則化以外の教師にも、

「以前は五色百人一首をやっていた。」という教師は多い。

ポイントは「やっていた」である。やめてしまった理由はこうだ。

ルールを教えにくい・けんかになる・指示が通らなくなる・札をなかなか覚えない 
      五色百人一首は、札を購入すれば、誰でも取り敢えずは始められる。

解説書を読まなくても始められる。それなりに子どもたちは熱中する。力のある教材だ。

しかし、所詮は我流の指導である。

 

そこで、五色百人一首指導のバイブルである、向山先生の「五色百人一首(はじめての指導)」カセットテープ教材(東京教育技術研究所)から、ポイントとなる「指示」「説明」を引用させていただき、ホームページ化をした。(私は五色百人一首をはじめて5年になる。テープを聞いて、この5年の指導がいかに我流であったのか思い知らされた。黄金の3日間を認知したのと同じくらいの衝撃だった。)

最近、各都道府県で五色百人一首は大会が開催されている。五色百人一首を通じて、法則化、TOSSランドに出会う教師も多くなるであろう。しっかりとしたユースウェア。効果を倍増させる指導法を提供したい。テープを聞くとなお効果的である。

 

ホームページ化しての問題点

・何スクロールも必要な長い画面。

・印刷するのに、B5用紙6枚分。印刷最低所要時間5〜6分。

・印刷した用紙は、見づらい。文字がギッシリ。文字の大きさも小さい。

・印刷終了後、もっとも使用者が使いやすい形に提供する必要性を感じた。

・ただ、指示・説明を羅列してもだめ。目的に応じた指示・説明のグループ分け。

     「騒がしくさせない指示」*「ルールを徹底させる指導」などである。

 

同ホームページを印刷し、マニュアルとして指導した場合と尾アが我流で指導していた時との違いを抜粋して示す。

 

6年生21名に対して指導した。五色百人一首はどの子も初めてである。

ルールを徹底させる指示

机の上にいらない物は全部しまってください。

余分な物は全部しまいなさい。

百人一首だけ出しなさい。

◎余計なものは、机に置かせない。集中させる。指示である。

●私の今までの指導では、「黙って百人一首を並べなさい。」であった。物をかたづけることは徹底しないので、札を並べる時、大混乱である。

騒がしくさせない指示

足りない札があったら、そのままやっていきなさい。

◎この指示を聞いた児童は安心するのか、おとなしく集中する。

●札のセット数が多ければ、1枚、2枚の不足もある。以前の私の指導では、次のような指示を出していた。「各グループ札の枚数を数えなさい。」、「札を読み上げます。札をさがしなさい。」などと。とんでもない指導である。当然グチャグチャ。

 

次、札の位置ですが、相手の机のスレスレに置きます。相手に一番近い 

ところに置きます。

     我流の指示である。上手く説明できない。改良の余地あり。

     結局は、板書し説明した。グループ間で並べ方が異なり混乱が生じた。

 

並べたところ?

     挙手で確認。「はやい」、「覚えがはやい」と短く力強くほめる。ほめられたところの並べ方を参考にできる。

ルールを徹底させる指示

百人一首は1つの歌を2回読みます。

たとえば、「春過ぎて 夏きにけらし 白妙の 衣 ほすてふ 天の香具山」 「衣 ほすてふ 天の香具山」という風に読みます。
そうしますと、みんなの前にある札には、

「衣 ほすてふ 天の香具山」というのがあります。
はい、それをとればいいのです。

 

大変シンプル。やるべきことが明確である。

●今までは、上の句、下の句などの用語を使い、長々と説明していた。ほとんどの児童が聞いていなかった。国語の授業になっていた。

騒がしくさせない指示

 

はい。色々言いたいでしょうが、黙って聞きなさい。

 

◎シンプルであるが、効果のある、指示である。「口を閉じなさい」よりも100倍優れた指示である。

     以前までは、一言「やかましい」であった。効き目は最初だけである。ほころびかけるポイントの1つであろう。 

ルールを徹底させる指示

はい、百人一首の勝ち負けは、自分の前の札が早くなくなった方が勝 

ちです。
札を多く取った方が勝ちじゃないんですよ。

自分の目の前の札がなくなった方が勝ちなんです。少なくなった方が

勝ちなんです。

◎短く、端的にこれ以上ない説明である。これを2回も繰り返せば完璧であろう。

 一句詠み上げ毎の説明だから、短く、簡潔に。

はい。相手の陣地から取った人は相手に1枚あげます。そうじゃない

と損しちゃいますよ。
相手の陣地が減っていくんですから。
自分の前からなくなっていくのが勝ちなんですから。

◎「損」という言葉を上手く使っている。子どもは損得に敏感だからだ。

騒がしくさせない指示&けんかをさせない指示 

はい。今ここで、同じに取ったというのがありました。
同時だったらばジャンケンをしなさい。静かにジャンケンです。
つぎ、手が下に入った人が勝ちです。
手が下に入った方の人が勝ちです。
手が下に入った場合は、下に入った人の勝ちです。

     静かにジャンケン。最初にこの指示がないと、常に騒々しい百人一首になるであろう。

ルールを徹底させる指示

そこの列の人聞いていませんね。先に進めません。もう一回言います。

手をついてる位置ですが、自分の机の上の手前についてください。

     指示の徹底がすごい。これをやらないと、秩序ある百人一首にはならない。

     最初の指導で、指示の徹底をしていくと秩序が保たれる。

     我流におちいるポイント。

騒がしくさせない指示

え〜取った後うれしくていろいろ声を出したいでしょうが、これから先

声出した人もお手つきにします。
1枚相手からもらってもらうことになります。

     この、指示の後は必ず静かになる。

     「なぜ、声を出してはダメなのか」の趣意説明をするとなお良い。

騒がしくさせない指示

はい。もう勝負がついちゃった所があると思います。
その勝負がついたところは、もう勝負はそこで終わりですが、
まだ、これから読んでる間、練習のつもりで、残った札を2つに分けて 

試合をやってください。

 

終わった後の「するべき指示」。以前までは、「札を見て覚えていなさい」の指示だった。これでは、やるべきことが不明確である。上記の指示により、勝負がついた後も弟2回戦のように楽しく試合をしている。

札を覚えさせる指示

やっててわかるでしょうが、百人一首覚えた方が強いんです。

覚えた方が強いんです。

◎この指示により「覚える」ことを意識する児童が増えるだろう。

 
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