マイクロソフトの無料ウイルス対策ソフト(←クリック開く)が配布されるようになりました。お金がないという方はひとまずこれを!
●「なーに、添付ファイルを実行しなければ感染しないよ!」
いえいえ、最近のウイルスは受信してプレビューしただけで、感染してしまうのです。(メールソフトの下半分に内容が表示される機能です。初期設定ではこの機能がONになっていて、ほとんどの人が利用していると思われます。)先日うちに来たクレズ−Hもこのタイプです。
●「ウイルス駆除ソフト入れてるから大丈夫だよ!」
いえいえ、ソフトは常に最新バージョンにしておかないと、ウイルスの侵入を防ぎきれません。ウイルスは常に進化しています。
また近年のウイルスは亜種が多く、対策ソフトをすり抜けるものも多数報告されています。
●あと、フレッツとかケーブルnetなどの常時接続になった方。こちらはウイルス以外にも対策が必要です。常に回線がつながっていると、悪意の第三者によってあなたのパソコンが攻撃される可能性が高くなります。・・・パソコンの乗っ取りに遭い、そのパソコンを踏み台にしてウイルス拡散がおこなわれたり、重要なデータを盗まれたり(経理のデータやカード番号、パスワードなどなど)ろくなことがありませんよ。(トロイの木馬と呼ばれるものなどの不正プログラムがあります。)
パソコンの使用をやめれば心配はなくなるのですが、これは本末転倒。
WINDOWSマシンに感染するウイルスについて主に対策をいいますと
(対策手法はWinもMacも同じです。)
●マイクロソフトが推奨するソフトウェアのアップデートを随時おこなう。
はじめにも書いたように、Windowsアップデートの機能をフルに活用しましょう。パソコンもメンテナンスが欠かせない時代になってしまいました。
●ウイルス対策ソフトを導入しましょう。
販売価格は6千円ぐらいです。またこれは毎年契約の更新が必要でして、年間3千円くらいの契約料が必要です。(購入年度は販売価格に含まれています。次年度から必要になります。また更新が無料のものもあります。)
高いと思われますか・・・もしウイルスが感染したら・・・最悪OSの再セットアップとなります。この場合復旧に2日ほど、しかもシステムは復元できてもデータはまったく保証できません。というより全部は恐らく無理でしょう。遊びのマシンならまだいいのですが、仕事用のマシンだったりすると・・・遊びのマシンでもメールアドレスなんかが飛んでしまうと・・・被害甚大です。
復旧費用だけでも多大な損害となります。保険と思えば安いのではないでしょうか。
「あとウイルス対策ソフトを導入しただけ」の人をよく見かけますが、これでは意味がありません。ウイルス対策ソフトも随時新しい検出用のファイルをダウンロードしておかないと、最新のウイルスには対処できないのです。
「ウイルスソフト入れてるのに感染した!」という場合のほとんどがこのケースです。こちらも定期的にメンテナンスしないといけないのです。
●常時接続になった方は・・・
パーソナルファイアーウォールソフトを導入する。
こちらはウイルス防御ではなく、第3者からの攻撃を少なくできます。
さらにルーターを導入すると閉ざされたネットワークの中に自分のパソコンを囲いこむことになります。(外のネットワークからは見えにくくなります。)これによって外からの攻撃に対する防御力は高くなります。費用は4千円程度から。家の場合はついでに無線ルーターにしました。ちょっと高い(1万円強)のですが、便利です。ただ無線にする場合はセキュリティの設定(通信の暗号化やアクセス制限)をきちんとしておかないとかえって攻撃されやすくなりますのでご注意を!(近所中に電波は飛んでますので・・・)
常時接続の場合、レンタルモデムもルータータイプが普及してきましたので導入の場合はこれを選択するほうがお得です。
Windows-XP以降のOSは標準でこの機能が備わっていますので、きちんと設定しましょう。
●データのバックアップは適時おこなう。
これはウイルスに限らず、パソコン利用時の鉄則です。機械はいつかは壊れます。壊れた時に泣かないためにも必要なデータは定期的にCDRやMOなどに複写しておきましょう。
以上をやっておけばよほどのことがない限り被害は防げると思います。感染すると被害者になるばかりでなく加害者になってしまうことも見逃せません。下手をすれば訴訟問題になったりします。
もし自分のパソコンが「頼みもしないのにやたら送受信処理をしている」とか「いつもとなんだか動作が違う」なんて場合は感染を疑ってみる必要があります。そうなる前に対策しましょう。
●また以下のサイトを参考にして対策しましょう。