和霊神社 
文久2(1862)年3月24日、脱藩の決意を固めた龍馬は、酒を持って「吉野に花見に行く」と言い残し、同志・沢村惣之丞とともに土佐を脱藩しました。龍馬はこの和霊神社に立ち寄り、水盃をしたと伝えられています。この「吉野」とは、現在、高知市神田字才谷山にある和霊神社周辺のことで、当時は桜の名所だったそうです。現在も神社入り口に1本ですが、龍馬の桜として大きな桜の木があります。和霊神社への道は分かりにくいですが、大雑把に言えば、高知市と春野町の間にある鷲尾山の北すそにあります。こんな狭い進入路は昔だったら当たり前だったかもしれません。

高知市内神田の住宅地を抜けると和霊神社が見えます。昨夜の雨で神社石段の横の小川が勢いよく流れており、爽やかな5月の風や水の音が聞こえ、静かな里山のように思いました。左写真が入り口。中写真は振り返ったところ。のどかな周辺が見えます。鳥居横の桜が「龍馬の桜」

鳥居を少しあがった場所に坂本龍馬の立派な看板があります。
上写真は振り返って写した写真。右写真3枚は登っていく途中写真。杉の間に和霊神社が見えます。石段に水が流れています。

和霊神社は狛犬が左右に鎮座している小さな神社でした。中には干支や七福神を描いた絵馬や、龍馬の絵、また宝刀の写真がありました。中は広さは10畳くらいでしょうか?右写真は上から写しました。狭いので神社全体が写せません。